「レバーとは何だ!肝臓を科学する!」
レバ刺し友の会 科学レポート/基礎編(レバ=肝臓)
我々はレバ刺しを食する。ただ食べてるだけでは
レバ刺し友の会の会員として「ちと寂しい!」
やはり自分達が食べている物は何なのか? を把握していなければ
レバ刺しフリークとは言えない!
まず、「愛すして!食べれるレバ! 食べれないレバに別れるレバ!」
何かの番組のタイトルのようだが!これに「ヤラセ」は無い!
【肝臓の基礎知識/種類編】
お馴染み!ホ乳類の牛のレバは、レバ刺し
鳥類のレバは、焼き鳥のレバ。 ガチョウのレバは、世界三大珍味のフォアグラ!
魚類は、アンコウの肝(アンキモ)も大変珍味だ!
他にとても危険と言うか?猛毒の、トラ河豚(ふぐ)の肝も本当は旨いらしいが
食べたら必ず死ぬので、ご注意を何故毒なのか?は オイオイ説明する事にする。
そして。甲殻類の代表選手はカニ!?そうみんなが美味しいと食べている
蟹味噌!あれも肝臓なのだ!正確に言うと肝膵臓(かんすいぞう)と言って
肝臓と膵臓がごっちゃになった物だ!(ん~為になる!)
しかし、どんな生き物の「レバ」でも大変美味しい!と言う事がわかる。
「世界三大珍味」にも「レバ」が入っている。
「レバ刺し友の会」はやはり目の付け所が違う!
世界が認める食材の王様「レバ」!をこれからも究極に高めていきたいと思う今日この頃!
これからは、ちょっとアカデミックな話しでつまらないかもしれないが
お勉強して覚えましょう!
【肝臓の基礎知識/サイズ編】
人間の肝臓は、約1.5kgなんと人間自慢の脳よりでかい!それほど、大事な物なんだ!
【肝臓の役割編】
消化された食べ物を「ブドウ糖」に変え「グリコーゲン」を合成し
栄養を身体に回す役割。なるほど!肝臓が無いと栄養が身体に回らないのだ!
【肝臓の働き】
栄養素の代謝・合成、栄養素(グリコーゲン)や脂肪の貯蔵
この、脂肪の貯蔵が異常だと「フォアグラ」になるわけね!
前回「レバの霜降り」を作ろうと思ったが、実はそれは、もう存在していた。
そう!鳥ではあるが「ガチョウの肝臓」それは脂肪(霜降り/サシ)で
肥大化したレバのフォアグラだ! だが、これは実は病気ではないか?
人間で言う肝臓に脂肪が貯えられると肝脂肪!と言う病気になる!
他に、有害物質の解毒/アルコールの分解/胆汁の合成/ブドウ糖の代謝
細かく別ければ500種類以上の役割をこなすスーパー臓器なのっだ!
例を上げると、アルコールの分解!このアルコール(エタノール)の分解は
アルコールからアセドアルデヒド(酒酔いの原因)にして
次ぎに酢酸(さくさん)にして水と二酸化炭素に分解すると言う行程だ。
この作業は、肝臓に多大な負担を加えるだから、飲み過ぎには注意しましょう!
更に大事な機能が有害物質の解毒(げどく)!
つまり、身体に悪いものを解毒する機能、これが無いと大変だ!死んじゃうよ!
先程の河豚(フグ)毒もこれにあてはまる。
フグ自体にはなんと毒はないのだ!では何故「肝が毒なのか?」
それは、フグの食べる餌(小海老、等)に含まれている
毒素が肝が解毒しながら溜め込んでしまうからに他成らない。
蓄積された濃縮毒を食べたら、それはひとたまりもないのである。
でも、フグの肝を食べる人はいないだろう?。
【脂肪を貯えてしまうデメリットは?】
中性脂肪が増えるコレステロール値が上がる。 血糖値が上がる等がある!等
【沈黙の肝臓】
肝臓(レバ)は、医学的には「沈黙の臓器」といわれ病気になっても、
傷(病気)付いても痛さ等を感じない臓器として知られている。
傷がついても痛みを感じないのとは恐ろしい!
日常生活で大事にしないと後でえらい目に会うぞ!?
しかし、肝臓も無理はしていない!
肝臓も全体をいつも、フルに活動している訳ではなく通常は、結構余裕があるらしい
アルコールを分解する為にはかなりの部分が活動するらしいが?。
だから通常の生活をする分には、60%を失っても大丈夫で
臓器の中で一番再生能力が高い!臓器なのだ!
【肝臓/細胞編】
肝臓の表面には、肝小葉(ぶつぶつの所)は約50万個あり
そのひと粒には、2500億の肝細胞が存在する。
この細胞達に我々は守れて生きているのだ! ん~っ人体の神秘!
少し長い話しになったが「レバ刺し友の会」としては
最低限の知識として身に付けて欲しい!
こんなに懸命に働き、とても大切な機能を有し
とても美味しいレバ(肝臓)が私は、愛おしい!
以上今週のコラムでした。
Text by レバ刺師
|